「持続可能な町並みに向けて
   (自由学園明日館の動態保存)」
                                           2005.02.24 記

2月22日に、(社団法人)日本建築美術工芸協会(AACA)主催の会員との交流と親睦を深めるための
『AACA交流講演会』があり、今回のテーマはF.L..ライト設計の自由学園明日館動態保存改修工事に
ついてであったため、興味があり受講してきました。

「会 場」  *自由学園明日館
「日 時」  *平成17年2月22日(火)受付17:00開始   *明日館見学 17:15〜18:00
                                   *講演会    18:15〜19:30
                                   *懇親会    19:30〜20:30

「タイトル」 *
「持続可能な町並みに向けて(自由学園明日館の動態保存)」について
「講 師」  *1921年(大正10年)に建設された自由学園明日館
保存改修工事を施工した大成建設
         の常務設計本部長の可児才介氏と実際担当した小林直明氏です。




050222

講堂:

敷地の南側に建つ講堂は遠藤新の設計で、
昭和2年(1927)に完成した建物ですが、ここも
保存改修工事をし当時の姿に蘇った。
今回の『AACA交流講演会』はこの講堂で
行なわれたが受講者は200名くらい集まったが
この程度の大きさしかありません。

この講堂は動態保存の一環として、現在は、
コンサートや講演会、結婚式など、多目的に
利用されているようです。


050222
自由学園明日館:

中央がホールになっており、全体として
軒高が低いのが特徴です。
設計者のF.L..ライト自身が非常に背が低かった
ので建物も低くなったとの説もあったようですが、
定かではないようです。


良く見ると非常に落ち着きのある建物という
ことは確かです。
050222
記念室


1921年4月、ここで自由学園最初の入学式が
行われたそうです。

室内は全体的に暗い感じがして、圧迫感があり窮屈
な感じもしないわけでもないが・・・・・。

050222
ホール:


前庭に臨むホールの大きな窓は、
明日館の顔
ともいえる部分で、ホールの窓には
高価なステンドグラスを使用する代わりに、
木製の窓枠や桟を幾何学的模様でまとめた
ユニークな空間を構成している。

自分としては今回の
明日館のなかでは一番気に入った場所が
この
ホールであり
日当たりが良く、音楽でも流れていて、読書でも
していれば最高だな・・・と思った。


050222
食堂:

食堂が校舎の中心に設計されているところが
面白い。
ここが今回の懇親会会場となった場所です。
050222
講堂:

今回の講演会場となった場所です。

講演は、「持続可能な町並みに向けて
(自由学園明日館の動態保存)」
と題して、
大成建設鰍フ常務設計本部長である可児才介氏と
実際担当した小林直明氏が講演した。

050222
講堂:

この明日館は建物を有効に活用しながら
保存することで、文化と機能の発展的継承を実現
する「動態保存モデルとなった・・・と
話されていました。
050222
食堂:

講演が終わり
(社団法人)日本建築美術工芸協会 (AACA)
主催の懇親会が始まる。

来ている方はそうそうたるメンバーが集まってい
るなか、今回初めて参加しましたが、知っている方に
何人か逢えたのが幸いでした。



050222
食堂:

パーティーでは
飲み物はウーロン茶とビールとワインしか出なかっ
たが、特に赤ワインが美味しかった。

今回の講演交流会も良い収穫があったし、F.L..ライト
設計
の建物の中で、パーティーをやるのも乙な物だし、
違った雰囲気の中で、ほのかな感動を覚えたのは
私だけではないのでは・・・と思います。

050222
二次会:

池袋の飲み屋で二次会まで付き合い、
家に帰ったのは午前様でしたが、久しぶりの良い
お酒でした。

講演及び自由学園明日館見学して
2005.02.22