(ブルド−ザ−での登山)
御殿場市観光協会
                             2004.08.08 記

【2004年度、富士山登頂記録】


去年は富士登山寸前で病気のため断念しましたが、二年ぶりの富士山登頂がやっと実現出来ました。
振り返って見ると去年の今頃はまだ入院していたんだな・・・と、ふっと思い出す。
7月7日に七夕入院した時、看護婦さんから短冊を頂き何か願い事はないですか・・・?と言われ、この年の7月末には富士登山を行く予定を断腸の思いで断念し、短冊には病気が治って、“来年は富士山登頂が叶えられように・・”と書いた事を想い出す。

退院してからこの日まで富士山登頂の思いは変わらず、足腰を鍛えるため毎日歩き10,000歩は欠かさず実行してきた。
登頂に漕ぎ付けたまでは良かったが、今回の気まぐれ台風10号に日々振り回されながらも予定を変更して、やっと念願が叶えられ好天気の中、富士山登頂お鉢めぐりも出来ました。
又1日ずらしたため、恒例の富士登山駅伝を目の当たりに見れたことも幸運でした。
富士山へは当時から数えて20数回は登頂しているが、富士山頂へ着くと、あり日しの山梨時代の事を思い出し懐かしくなる。

毎年この時期になると、無性に富士山頂へ行きたくなり、当事仕事でお世話になったブル基地の社長(現在は二代目)にお願いして、ブルで山頂まで乗せて頂く事にしている。

今回は下記の通りのスケジュールで登頂したが、今回は足手まといがいなく、快調な登山(下山)でした。


                                                  記
宿           

   平成16年7月31日(土)箱根芦ノ湖
  ホテルジャパン箱根
一泊
    〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根  電話:0460-4-7211  FAX:0460-4-7260

         
   平成16年8月1日(日)登山 当日下山 小雨決行(ブル基地のオペレ−タ−の指示に従う)
         

   谷 雅弘、小林英世、
竹田一政  ::大人3名
                28,000円/人

服装その他用意するもの
       *ジャンバ−・長袖のシャツ(下山時暑くなるので順次脱げるような段取り)
       *リュックサック・帽子・雨具・軍手・タオル。
       *靴は深めの登山シューズ又はキャラバンシュ−ズ。
       *携帯酸素ボンベ・救急絆創膏・ガムテ−プ1本。
       *懐中電灯(今回は不要)  
富士山頂気象状況
(7〜8月)

      *平均気圧 650ヘクトパスカル          酸素濃度 13.%(平地の2/3)  
       *
平均気温     4.5〜6.0C       *最高気温晴れ)  16 C
       *平均風速    8.1〜7.2m / S        *最大風速    70m / S   
       *最高気温曇り)   0 C       最低気温         - 7 C


                  (スケジュ−ル)
7月31日(土)

  13:30  竹田自宅前集合(時間厳守)。
  14:00  
小林部長車1台で青葉台竹田自宅を出発。

  16:00  
箱根会員制クラブ『ホテルジャパン箱根』
            
ホテルに着いたら、温泉に浸かり部屋でゆっくりする。
            
時間があれば芦ノ湖を散歩。

  18:00
 夕食を兼ねて会食を行ないます(浴衣は厳禁)。
           
夕食後『芦ノ湖湖水祭り花火大会』元箱根3000発を海賊船上での花火見物
         叉は芦ノ湖畔を散歩する。

   23:00     


8月3日(土)
   4:00      
   5:00  ホテル出発
         *朝食、昼食、おやつ、飲料水は当日予約する。近くのセブンイレブン又はローソンを利用する。
         *車1台で便乗し、ブル基地へ。

   6:00  ブル基地(富士山測候所太郎坊基地)出発
         *全員ブルト−ザ−に搭乗し出発。
         *ブル基地    伊倉社長   静岡県御殿場市中畑西沢
         *1回目休憩予定  富士山 6合目付近。 (標高約 2,700M)
         *2回目休憩予定  富士山 8合目付近。 (標高約 3,300M)(女性トイレ有)

   8:40  富士山頂到着(標高  ,776M)
         *富士山山頂付近散策。
         *体調に自信がある人は
『おはち巡り』実行。 一周約3.5KM (徒歩約1時間30分)

  11:00 富士山山頂浅間神社鳥居付近集合(厳守)
         *空気が薄く酸欠の為、思考能力が低下し、多少頭がボケるので集合時間には十分注意
           する。

  11:30  下山開始(徒歩)
         *途中宝永山火口付近散
、大砂走り下山実行。

  15:00  ブル基地(富士山測候所太郎坊基地)到着
  15:30 各自解散



2004年7月31日16時ごろホテルに着きました。
一風呂浴びて部屋で一杯飲みながら過去の富士山登頂の出来事を肴に飲んでいるうちに夕食となった。

今日は
『芦ノ湖湖水祭り花火大会』があるという事で、食事が17時30分と早めになったが、久しぶりの再会もあり、予定時間をはるかに越え、とうとう海賊船の出港に間に合わなかった。

止む得ずほろ酔い気分で芦ノ湖湖畔を散歩し、閉まりかけていた湖尻船着場の土産売り場で濁り酒を買い込む。
桟橋の突端で明日の
安全祈願お天気祝いを祈念して仲間と酒盛りとなった。
芦ノ湖の気温は暑くもなく寒くもなく、風もなく最高でした。


2004年8月1日5時ごろホテルを出て、ブル基地のある太郎坊へ行く途中の車窓の中で、富士山を撮影。
前前日の
台風10号の影響とはうって変わり、すばらしい富士山が見えた。
我々はなんて幸運なのだろうか・・・と心の中で神様に感謝した。


ブル基地に6時前に到着して、予定の6時ごろにブルは出発。
出発して間もないところで本日開催する
「富士登山駅伝」の支援をしている自衛隊の車が見えた。
かなりの数だ!

出発して30分は経っただろうか!
上から下山してくる
自衛隊の一団に出会う。
彼らはたぶん前日の悪天候のなか、大会設営任務を終え、下りてきたようです!
本当にお疲れさま!!!

7合目あたりと思うが、トイレ休憩となる。
ブルに乗っているとお尻が痛くなるが、このあたりで
高山病になる人はなってしまう。
標高は3000mくらいの地点です。
バックに富士山頂の姿を入れて撮って頂いた。

乗っていったブルの脇で仲間と撮影。
彼も富士登頂経験は5回以上は登っている。

昔のブルは山頂まで約4時間近くかかっていたが、今のブルは性能が良く、出発してから2時間40分くらいで着いてしまった。
その分心臓に負担がかかり、初めての人はかなりきついと思う。
この仲間は北海道生まれで富士山は初めての経験でしたが、山の経験もあり元気でした。


ここは富士山頂のすぐしたの平らな台地で、「富士山頂奥宮」のあるところです。

平らな台地で、富士山頂奥宮のあるところから撮影した富士山頂です。

赤茶けた岩だらけで、下から見た綺麗な富士山とは想像もつかない猛々しい姿です。


噴火口(1)

噴火口(2)

平らな台地から山頂までの急坂なところが有名な「馬の背」というところです.。
この2〜300m位の距離しかないが、何回経験しても結構息切れがする。


頂上付近より「馬の背」を登ってくる登山客を撮る。
雲海が非常に綺麗だ!!

「馬の背」を登り終えた所で仲間に撮ってもらう。
最高の気分です。

富士山測候所跡。

富士山頂記念碑のある所で撮ってもらう。

2年ぶりの
富士山登頂は色々な面で感慨が深い・・・想い出となりました。
去年病気をした自分の健康回復に感謝したい。



2等三角点「富士山」。

噴火口(3)

噴火口(4)
吸い込まれそうな迫力があります。

ここは富士山頂の三角点のある測候所の脇にある物見台のような所から雲海を撮影。
ここが事実上一番高いところです。
遠くに駿河湾が見える。
すばらしい眺めです!


富士山頂を後にして、時計回りで「お鉢めぐり」へ出発。

50分くらい経っただろうか、ここは山梨県側の富士山頂上浅間大社奥宮の記念碑がある所です。

その脇にある狛犬と一緒にワンカット。

「お鉢めぐり」で丁度半分回った山梨県側の所から後ろに富士山頂が見える所です。
ここの噴火口も吸い込まれそうな迫力があり怖い。
多少万年雪も見える。

恐る恐るバックをして記念写真を撮って頂きました。
気に入ったカメラアングルの一つです。


「お鉢めぐり」の途中の山道。
赤茶けた石ころが多く歩きにくい。

「お鉢めぐり」の距離の8割くらい歩いたところで、下方にすばらしい「宝永山」が見える。

大砂走り下山の途中で、足腰に余裕があれば、寄り道して
「宝永山」の突端まで行くと又違った景色が見える。
今回は行きませんでしたがいいところですよ!


「お鉢めぐり」の一周もあとわずかな地点まで来ました。
遠くに
「富士山頂奥宮」の建物が見える。

「富士山頂奥宮」へ戻ってくると、本日開催の「第29回富士登山駅伝」競争の横断幕をバックに撮影。

カメラを撮影していると次々選手が入ってきた。

「第29回富士登山駅伝」の折り返し地点は 「富士山頂奥宮」境内前になっていた。

びっくりしたのはその受付に座っている方に見覚えがあるな?と思ったら、なんと今朝ブルで一緒に乗っていた方でした。
大会関係者の方とは知りませんでした。


選手が次々と到着して「富士山頂奥宮」の神主さんにハンコを押してもらい矢継ぎ早に過ぎ去って行く。
報道陣がその瞬間を撮影していた。

「富士山頂奥宮」より選手の来るのを待っているとタイミングよく入ってきたので撮影。

「富士山頂奥宮」入り口の前で仲間とワンカット。

富士山「お鉢めぐり」の見取り図。

富士山噴火口の周りに7つの
○○○岳と名前のついた頂がある。
未だ登っていないところもあるので、次回から一つ一つ挑戦したいと思っている。

我々が下山していると選手が次々と登ってきた。

支援している自衛隊の方が何回となくマイクで登山者に選手が下から登ってくるから道を開けて下さい!・・・と叫んでいました。

ボランティアの方と同じく、我々も
ファイト、ファイト! 頑張れ・・・!!と応援した。

今度は選手が上から降りてくるので、避けてください!と言われ、選手が通り過ぎるまで道を開ける。

下山中、暫くこの状態が続いたので、時間にして約30分ほどいつもの時間より遅くなってしまった。

下山途中(その1)
結構歩きにくい山道が
だらだらと続く。

下山途中(その2)

休憩地点(1)
途中の山小屋で休憩。
遠くはるかかなたに
駿河湾が見えてきた。

休憩地点(2)
ここで昼食のおにぎりを食べた。
空気は薄いが、快適な気温で食事が美味しかった。

下山途中(その3)

下山途中(その4)

下山途中(その5)

下山途中(その6)

下山途中(その7)

2合目付近より、富士山を撮影。

下山途中(その8)
富士下山も9割くらい来た所です。
富士山にブルで登山し、自力で山頂まで行き、お鉢めぐりをして、大砂走りを一気に駆け下りた達成感で、足の痛さはひと時忘れてしまった。

富士山って言う山は、なんて魅力的な山なんだろう・・・・・。
又来年も行きたくなってしまう
不思議な山である事は確かだ!!


2合目あたりで、高山植物を入れ、富士山を撮影。

未だ8月になったばかりなのにススキが金色にたなびいていたのには驚いた。
記念に富士山をバックに撮影したが、自分でも気に入った写真の一つです。

やっとブル基地まで全員無事に到着。
富士山頂から、お鉢めぐりをして、下山してここまでの万歩計の歩数は
締めて
1万4500歩でした。
距離にして
11kmくらいは歩いた(走った)と思う。


2004.08.01
青葉の百姓、無事富士山登頂、お鉢めぐり完歩又来年挑戦・・・・・。